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・フェリス=エル=リネヴィアーゼル
リネヴィア皇国第四十八代目皇女、
大人しい深窓の姫君と言った趣だが、
幼いころから城を抜け出し町や森などを
遊んで回るなど行動的な一面も。
常に妖魔の牙にさらされる立場であるため、
皇女自身も武を身に着けねばならない、
そのため幼いころから弓術をヴィオラから教わり、
その腕は相当なもの。リネヴィアの皇女としての
宿命に覚悟はしているが、
一人の少女として生きたいと思わない日はない。
その身に重過ぎる宿命を背負った悲運の皇女である。
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・ヴィオラ=ファウ
侍女でありながら、フェリスを護衛する凄腕の剣士、
人間でありながらエルフの国リネヴィアの皇女に仕える。
思慮深く決断力に富み、リネヴィア皇王からの信も厚い。
幼少の頃からフェリスに仕え、その成長を見守ってきた。
兄弟ばかりで姉妹のいないフェリスにとって
ヴィオラは実の姉のような存在存在であった。
そしてヴィオラ自身も自分を慕うフェリスを
まるで妹のように可愛がり自分の命よりも大事に思っている。
だが、フェリスのリネヴィアの皇女ゆえの過酷の運命は
彼女を否応無く争いの中に巻き込むこととなる。
そのことを思うとヴィオラの心は暗い影の様な不安に覆われる。 |
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・マルバス
リネヴィア侵攻軍を指揮していた妖魔。
落城した城から逃亡した皇女フェリスを追う。
狡猾で残忍、相手より優位に立ち、弱いものを徐々に追い詰めていくことに喜びを感じる下劣な妖魔。
理知的な知性を殊更見せつけようとする反面、自分の思い通りにならなくなり始めると激昂する。
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